輝く石

薄暗い教室。ここは理科室だろうか。そこにはいくつかの鉱石が並べられていた。橙色の綺麗な鉱石が目に留まった。手にとると、それはボロボロと崩れ始めた。鉱石はとうとう砂となり、私の手からさらさらとこぼれ落ちた。砂自体が発光しているかの様に、キラキラと輝いてとても綺麗だった。鉱石は雲母に似たもので、崩れる前は透明感がある透き通ったものだった。